基礎学力とは、読み書き計算を基礎とした能力です。
人間の知識・思考は、言葉と数によって成り立っていますから、知識の元となる言葉が豊富で、数の処理が正確で速いことが確かな学力の土台となります。読む力は新たな学力を獲得する手段として欠くことのできない力であり、書く力・計算する力は獲得した学力を定着させるもっとも有効な手段のひとつです。人が自立して自分の力で未来を切り開いていくとき、必要な力は世の中を見る力です。この力の土台にあるのが基礎学力です。
基礎学力は、学校の点数、進学といった目に見える学力も含め、もっと広い意味での学力の基礎となるもので、このことからも「生きる力」と言えます。読み書き計算、この場合、読みとは音読を言います。そして計算とは一桁、二桁の四則の簡単な計算です。この読み書き計算の反復練習において、脳はもっとも活性化している状態になり、脳を鍛える有効な手段の一つということが脳科学の面からも実証されました。
今では、読み書き計算の練習は、子供のみならず、大人にとっても、脳をいつまでも若々しく保つために効果的であると認められています。読み書き計算の練習には、短くても集中しなくてはなりません。これを繰り返すことは、集中力を身につけることにもなります。基礎学力を身につけた子は、学習スピードが速くなり、自分に自信を持ち、心にゆとりができ、性格的にも落ち着いてきます。基礎学力が身についてこそ、そこで、初めて「ゆとり」が生まれると言えます。
教育をコマに例えるなら、基礎学力はコマの軸と言えます。
軸が弱々しいものだとコマは倒れてしまいます。
また、軸がしっかりしたコマは、最初、回すのに力が要りますが、回り始めれば力強くいつまでも自分で回り続けます。つまり、「基礎学力」がしっかりとしたものであれば、学習スピードが上がり、なんでも素早く吸収でき学習が楽になり、自ら進んで学習するようになります。
大人になっても学習は不可欠です。
どんな学習でもその元となるのは、読み書き計算といった基礎学力です。
小・中学校時代に基礎学力を身につければ、大人になっても自立した人間として力強く生きていくことができるのです。今の子供たちが大人になる時代は、私たち大人の価値観が通用しない世界になります。そんな子供たちに残してあげられるものは、お金でも物でもありません。
自立した人間として力強く生きて行くための「生きる力」つまり「基礎学力」です。
受験の目標は志望校に合格することです。しかし、これは受験の目標のごく一部であって大きな目標ではありません。
受験の本当の目的は、将来の夢を実現する方法、目標を達成するための術を学ぶことです。目標に向かって毎日努力を続けていけば、合格は自然とついてくるものです。
啓伸塾では子供たちに、この受験の意義を理解して受験準備をしてもらうように指導しています。
自分で計画を立て、行動し、それまでの進捗状況を振り返り、計画を見直す。そして最終目標に向かって努力すること。
これは、大人が仕事を進める上で、必要不可欠な力でもあります。
このような、大人が必要な力を身につけるのが受験勉強です。
受験は子供たちを大きく成長させます。
生徒個々に指導カルテをつくり、指導毎の学習内容、理解度を記録します。ひとりひとりのワークやテストをチェックし、その子の理解度・学習スピードに合ったレベルアップを図ります。
「あの子もがんばっているから、僕も!私も!」といった競い合う気持ちが大切です。一斉授業で競い合う気持ちを養い、個別指導で理解を深めていく指導をいたします。
面倒見がよく、細かいところまで行き届く個人塾ならではの指導法です。
学習もスポーツと同様、新しい知識を取り入れたなら、それを定着させるための反復トレーニングが必要です。しかし、ひとりひとりの理解度、学習スピードが違い、トレーニングをする課題も異なります。啓伸塾では、個々の生徒の理解度、学習スピードに合わせ、的確な問題を瞬時に取り出せるデータベース教材、Selfee Winを導入しております。これにより反復トレーニングが容易にでき、得意科目は更なるステップアップを目指し、不得意科目はその克服が効率よく行えます。
基礎学力を身につけた子は、学習スピードが速く、集中力があります。また、自分に自信を持ち、性格的にも落ち着いています。このことからも啓伸塾では、「真の学力」のもととなる「基礎学力」の重要性を考え、百ます計算、音読、漢字学習などによる読み書き計算の反復練習によって、その子の将来につながる確固とした基礎学力の養成を図ります。
計算力は算数の基本です。確実にそして速く計算ができるようになると算数が好きになり、得意になります。
百ます計算は、計算力を養う最も有効な方法の一つです。
百ます計算とは、一桁・二桁の単純なたし算・ひき算・かけ算の反復練習です。その計算を百問、タイムを計り行います。タイムは、他の子と競い合うのではなく、過去の自分と競い合うものです。
タイムが大幅に短縮した子の顔は、達成感で充実しています。
小数や分数の計算も、この単純な計算の組み合わせです。
百ます計算を継続的に行うことによって、計算力が身につきます。啓伸塾では、小学生も中学生も毎回の授業の中で、百ます計算を行います。
教育の目的は、様々な知識を得てそれらの知識を使う方法を学ぶことです。
知識を得る方法として、まず最初に必要な力は「聞く力」です。「読む力」・「書く力」・「話す力」は学校でも練習することですが、「聞く力」は当たり前に備わっているものとして軽視されがちです。ここでいう「聞く力」とは、聞こえてくる言葉や音に集中し、その意味を理解できる力です。
「聞く力」が弱いと、相手の話に集中できず、しっかりと聞き続けることができません。また、ちゃんと聞いているように見えても話の内容が理解できないことが多くあります。そのため、理解できる語彙を増やすことができず、文章を読んでもその内容を理解できないばかりか、話して伝えることも難しくなってしまいます。
啓伸塾では、育脳トレーニングの一つとして小学生の授業の中で「聞く力」を高めるために、「国語のリスニング問題」に取り組んでいます。
小学生に人気のある本の文章を使って、国語の聞き取り問題を行っています。問題文を自分で読む代わりに先生が朗読し、それを聞いて、問題を解くという進め方で「聞く力」を高める練習を毎回行っています。
この「聞く力」を高める練習をすることによって、中学での学力アップ・成績上位を狙うことが容易にできるようになります。
机に向かって学習することは学生時代だけでなく、人生においてもたいへん重要です。この学習習慣が身についているかそうでないかで、その後の人生が大きく変わるといっても過言ではありません。啓伸塾では、宿題の指導などを通し学習習慣が身につく指導をします。
学校は「教える」ことが主体です。ゆとり学習からの脱却で、学校は、ますます「教える」ことが多くなりました。しかし、いくらわかりやすく教えても、ひとつの問題に対し、ただ「わかる」気になるだけで、その問題が「できる」わけではありません。「できる」ようになるためには、「練習」が必要です。塾の役割は、この「練習」をいかに効果的に行い、「わかる」を「できる」に変えていくかです。啓伸塾は、学校は「教える場」塾は教えてもらったことを頭にしっかりと「定着させる場」と考え、学校の授業にリンクして、「練習」に重点を置いた指導を行います。
啓伸塾の教材は、オリジナルプリントとして「Selfee Win」も
使用しています。
算数、数学は問題の解き方を覚える教科です。
テストの時は、覚えた解き方のどれを当てはめるかを考え、その当てはめた解き方に合わせ、数字を入れ替えれば問題は解けます。
覚えなければならない問題のパターンは、他の教科ほど多くはありません。これは、文章題にも計算問題にも言えます。
問題の解法パターンを覚えたら、ひたすら問題を解いていく、この練習を繰り返すことで数学の力は伸びていきます。
このパターントレーニングを容易にするのがSelfee Winです。
これには、数値替え問題(最大5パターン)の問題があり、繰り返し問題を解くことにより、学力の定着を図ります。
数学のほか、理科の計算問題のパターントレーニング問題もあります。
このようにSelfeeWinのパターントレーニングによって、数学の文章題や理科の計算問題の学力の定着・応用が、啓伸塾では容易にできるようになります。